弦は、内弦外弦とも取り付けていてください。今回は約170cmの長さの紐を使用します。

• 千金の位置を決めます。⇒ 参考：千金位置の決め方

紐の片端を図のように折り返します、約５cm～６cmほど余らせてください。マスキングテープなどで止めると良いです。

最初は、長い方の紐を、棹のみに３回ほど巻きつけます。巻くごとに指で押さえると崩れません。

次に、弦と棹に紐を１回ずつ交互に巻きつけていきます。
「弦と棹の幅間隔」を一定に保ったまま、６回～７回巻きつけます。
※参考オススメ：アレンジナイロンは６回　ポリエステル・綿は７回

◆弦と棹の幅間隔例↓
• 指の長い方　⇒　約1.7cm～2.0cm程度
• 指の短い方　⇒　約1.6cm～1.8cm程度

※参考値は1.7cm～1.8cm

再度、棹のみに３回ほど巻きつけます。

止めていたマスキングテープを剥がします。紐が輪っかになっているようにしてください。
紐の崩れにご注意ください。

輪っかに紐を通します。

紐の両端を引っ張ります。
緩みを正しながらゆっくり引っ張ります。

両端の紐を残さないようにハサミで切れば完了です。あとは調弦をして音色を確認してください。

駒から千金の長さ（距離）を測る

駒（ヘビ皮の真中にある駒）から棹に向けて、38cm～41cm前後の位置に装着する。

手の大きさ腕の長さに応じて位置を決める場合

共鳴胴の上に左手の肘をあて、棹にそって手を上に伸ばします。中指の付け根から小指の付け根辺りが奏者に合った位置となります。（※ただし、37cmより下位置は楽器の響き的にあまりオススメしません）